「手荒れがひどくて治らない!!」手荒れを治すために知っておきたい5つのポイント

「手荒れがひどくて治らない!」

主婦湿疹などでボチボチと水泡が皮膚の表面に現れて「かゆい」。

あかぎれ、皮膚がぱっくり割れて「痛い」「しみる」。

指紋が薄れて皮膚が薄くなり「ヒリヒリ」。

このような手荒れの症状で悩んでいませんか。

ここでは、対策や方法、手荒れに関する知識をご紹介したいと思います。

しっかり知ることで、上手に薬と付き合ったり、悪化の予防に取り組めると思います。時間はかかりますが、一緒に取り組んでいきましょう!

 

もくじ

1.手荒れはどれくらいで治るものなの?

2.手荒れの原因は?

3.手荒れは「治療」と「予防」が必要。

4.手荒れで「かゆい」場合は?

5.「保湿」「治療」「予防」をコツコツ続ける。

手荒れの治療にはどれぐらい期間が必要なの?

 

1.手荒れはどれくらいで治るものなの?

手荒れになると「手荒れがどれぐらいで治るのだろうか」「そもそも治るのだろうか」と心配になったことはありませんか。

結論から言いいますと、決まっていませんが、年単位で考えたほうがいいと思います。場合によりますが、「たかが手荒れ」ですが、なかなか治りにくい症状だと思います。

一時的に良くなる、という意味では、1か月などの短期間もありえるのですが、皮膚の薄さなども含めて完全に治るという意味では、治療を継続していても、数年くらいかかる可能性があります。

また、手にとって過酷な環境が続いている場合は、治りにくいのが事実です。

「治療」行為で、皮膚の再生が促されたとしても、悪化を「予防」しなければ、治ったそばから悪化していき、現状維持さえままならないこともあります。

 

しかも、原因は環境だけではなく、そもそも皮膚自体の生まれ変わりがゆっくりなことも起因します。

健康な皮膚の生まれ変わりは成人で28日と言われていますが、年齢とともにより時間が必要になることが明らかになっています。

健康な皮膚でそうであれば、手荒れして乾燥した、ターンオーバーの乱れた皮膚の場合は、この生まれ変わりのサイクルが整うのに時間がかかります。

手荒れしたことある人の中には、手の爪がデコボコしてしまった方もいると思います。手荒れがどうして爪にまで影響するのか、詳しいメカニズムは明らかになっていませんが、爪が薄くなったり、厚くなったり不均等ですよね。

手の皮膚の生まれ変わりが乱れている状態であるため、爪細胞が均一にならないように、皮膚細胞が生まれて成長していくのも均一になっていないかと思います。

ターンオーバーは早すぎても、皮膚細胞が未熟で乾燥しやすくなります。

手荒れの重症度を理解。初期は乾燥から。

つまり、最終的に乾燥さえもなくならないと手荒れが良くなったとは言えません。

このため、皮膚自体の性質が健康に戻るには、ゆっくりと皮膚を育てていく必要があります。

 

 

手荒れの原因となる水回りの仕事から手荒れを予防する

2.手荒れの原因は?

日常生活での手荒れの主な原因は、「摩擦」「界面活性剤」「アレルギー」です。

 

特に「摩擦」や「界面活性剤」は、皮脂膜をはがしてしまうことがあります。

皮膚の「保湿因子」「水分」が外に逃げないようにするために、皮質膜があります。

この「皮質膜」がはがれてしまうことで、皮膚が乾燥して、手荒れになります。

手が「乾燥」した状態が手荒れの始まりです。

 

「摩擦」は、具体的に言えば、掃除でなにかを擦ったり、洗濯物を干したりたたんだり、こういった日常的な動作で、皮膚がこすれて「皮質膜」がはがれてしまいます。

こうした日常動作は、特に主婦がしていることなので「主婦湿疹」とも呼ばれることがあります。

 

「界面活性剤」は、石けんや洗剤、シャンプーに含まれている、油と水を混ぜ合わせやすくして、汚れを落としやすくする成分です。

(化粧品の界面活性剤は、肌が水分となじみやすくして、うるおいを補うのを手助けします)

本来、汚れを浮きやすくするのですが、手肌に必要な「皮脂膜」も浮き上らせてしまい、洗い流しやすくしてしまいます。

 

他にも、「漂白剤のような強アルカリ性の化学物質」は皮膚を溶かしたり、「アルコール消毒」は皮膚の水分を吸い取りながら蒸発したり、手荒れの原因になります。

いずれも、「手が乾燥している」状態に一度なってしまうと、手の皮膚のターンオーバーが乱れてしまい、手荒れの原因になります。

 

手荒れの原因を理解しておくことで、あらかじめ防げたり、治療につなげることができるかと思います。

 

手荒れには「治療」と「予防」が必要。

3.手荒れは「治療」と「予防」が必要。

 手荒れは、「治療」と「予防」の両輪が必要です。

乾燥だけでは収まらず、出血や炎症(かゆみ、腫れ、あかみ、痛み)などが起きている場合は、皮膚科医に診療されることをお勧めします。

治療薬には、皮膚の再生を促すものや、炎症を抑えるものが処方されやすいかと思います。

処方された際の指示をまもりながらお使いください。

 

「予防」としては、まず「摩擦」がひどく起きることを素手で行わないようにします。

例えば、指サック(フィンガーキャップ)をしたり、ゴム手袋をつけたり、絆創膏も、物理的に指をまもる方法です。

洗濯物をたたむ、掃除で床をこする、紙を数える、こうした動作をする際に身につけることで、手荒れを防ぐ効果があります。

 

次に「界面活性剤」を防ぎましょう。つまり、洗い流すのを抑えます。

こちらも、ゴム手袋で防げる場合が多いですよね。

食器洗い、泥汚しなど衣服の手洗い、ペットのシャンプーなど、ゴム手袋をすることで防げることも多いですよね。

ただ、一番厄介なのが手洗いではありませんか?

何をするにしても、最後は素手を手洗いすることで、清潔さを保ちますよね。素手の手洗いをしすぎれば、手荒れの原因になります。

これを防ぐのに有効なのが、「ハンドプロテクター」です。

界面活性剤から、皮膚をまもります。

ただ、お湯が42℃以上になると、自然と皮脂膜は水に溶けやすくなるため、42℃未満のぬるま湯を使われることをお勧めします。

 

また、手洗いをした後で、ハンドクリームや保湿クリームをしっかり塗りこむことで、肌の乾燥を防ぐことができます。

 

 

手荒れで手がかゆい

4.手荒れで「かゆい」場合は?

 手荒れになると炎症に伴い、症状として「かゆみ」を感じることがあります。

 かゆい箇所を引っ掻いてはいけません。

爪で引っ掻かれることで、皮脂膜だけではなく、多くの細胞が傷つき、回復が遅くなります。

また引っ搔くことでヒスタミンが更に放出され「かゆみ」は増しますので、余計に肌が荒れることになります。

「かゆい」と感じた場合は、まず、抗ヒスタミン剤を含むかゆみ止めを塗ることをお勧めします。市販の薬局でも、抗ヒスタミン成分を含む軟膏ありますので、そちらがお勧めです。

(おぐのお気に入りは「レスタミン軟膏」です)

それでも、かゆみが収まらない場合、一時的に保冷剤などで冷やすことも効果的です。炎症を抑えます。

 

こまめな保湿クリームが手荒れを防ぐ

 5.「保湿」「治療」「予防」をコツコツ続ける。

 最後に。

手荒れは「保湿」も有効です。保湿をすることで、手荒れの進行を防げることもあります。日頃から、手が乾燥したら保湿クリームで、手を乾燥からまもる習慣が大切です。

特に夜寝る前の保湿と、水に触った後の保湿を、徹底しましょう。

葉月ショップでは、手に必要な「水分」「保湿成分」「油分」をバランスよく含んだ保湿クリーム「デイプロテクトモイスチャー」を販売しています。

「ワセリン」のようなベタベタしたしつこさはなく、ほどよく手にすぐに馴染み、特にお昼間時にお使いになる時に便利です。

 

ぜひ、お試ししてみてください。

 

 

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